2025/08/11 14:22
オーダーメイドのアレンジメントが続く日々。 色合わせを決めたら、一輪ずつの花の居場所を考えます。 「君の隣はどの子がいいかな?」「誰と仲良しになりたい?」 そんなふうに、花を擬人化して話しかけながら、少しずつ形にしていきます。
一度で完成することはほとんどなくて、 一日置いて、違う目で見てみると、また新しい発見がある。 そうして、少しずつ理想のかたちに近づけていきます。
アーティフィシャルフラワーだからこそ許される、そんな時間の余裕が今の私にはありがたくて。 生花の頃は、いつも時間との競争でした。
そんな作業の横では、18歳になる猫のシータがのんびり過ごしています。 足腰は少し弱くなったけれど、トイレや食事の様子を見守りながら、私も花と向き合います。 シータが安心してそばにいてくれることが、何よりの癒しです。
花と猫と、静かな時間。 そんな日常の中から、ひとつひとつの作品が生まれています。